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坂本 昇一*; 松本 秀樹*; 小山 富男*; 町田 昌彦
Physica B; Condensed Matter, 284-288(Part1), p.612 - 613, 2000/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Condensed Matter)本発表では、高温超伝導体における多重ジョセフソン接合に対する数値シミュレーション結果を発表する。電流がバイアスされた多重ジョセフソン接合は、多くのヒステリシス構造を電流電圧特性において示すことが知られている一方、電圧が発生した状態では、ACジョセフソン効果により、振動する交流電圧も発生する。本発表においては、主に交流電圧成分に注目し、各ブランチ上での振動数特性を示し、それが各接合における位相回転速度に依存することを明らかにする。また、交流電流に対する効果も調べられ、自発的振動と外部振動が共鳴することも報告する。
松本 秀樹*; 坂本 正一*; 輪島 文広*; 小山 富夫*; 町田 昌彦
Physical Review B, 60(5), p.3666 - 3672, 1999/08
被引用回数:64 パーセンタイル:91.63(Materials Science, Multidisciplinary)異方性の高い高温超伝導体は、電流電圧特性において多重ブランチ的な強いヒステリシスを示す。この論文ではこのヒステリシスジャンプの起源を電荷のダイナミクスを考慮したモデルによりシミュレーション手法を用いて明らかにする。散逸の効果も調べ、散逸が起こる絶縁層において位相運動が減衰する一方、超伝導層において生ずる散逸は、接合間の位相差の運動を相対的に減衰させることを示す。さらに、さまざまなヒステリシス及びジャンプの構造が調べられ模型化されると同時に、上記散逸の影響が議論される。
田中 正俊*
JAERI-Research 97-019, 8 Pages, 1997/03
簡単な非線形ポテンシャルにおいて、入射フラックスがある限界値を越えた時、一意に決まらず多値になることを示した。安定性の検討によれば、透過モードのジャンプあるいはヒステリシス現象が起こりうる。
吉井 賢資; 中村 彰夫
Journal of Solid State Chemistry, 133, p.584 - 586, 1997/00
被引用回数:10 パーセンタイル:70.95(Chemistry, Inorganic & Nuclear)LaSTiO(0≦x≦1)において、すべてのxに対して系はペログスカイト構造をとることが分かった。さらに0.0625≦x≦0.375の範囲において、帯磁率-温度曲線にx=0及びx=1の試料と全く異なるピーク構造が表れることを見出した。このピークはx≧0.5の試料についてはほとんど消失した。ピーク付近の温度では磁化にヒステリシスが観測され、何らかの磁気秩序があることが分かった。ピークより下の温度では、ヒステリシスは弱くしか観測されなかった。
荒 克之
MSJ-94-1, 0, p.1 - 8, 1996/03
渦電流探傷の分野において、傷の有無だけでなく、傷の形状、大きさなどの同定可能な探傷法の開発が望まれており、いくつかの新しい探傷プローブが提案されている。筆者らも、平行四辺形平面プローブを提案し、基礎実験を進め有効なデータが得られている。材料の経年劣化の非破壊計測は未踏の技術であるが、磁気に着目した研究が有望視され磁気ヒステリシスやバルクハウゼン雑音を測定する方法が試みられている。また測定センサとしてSQUID(超電導量子干渉素子)の応用が試みられている。筆者らも原子炉圧力容器の経年劣化の非破壊計測法として「磁気問いかけ法」を提案している。材質劣化の非破壊計測の実現には、材料の機械的性質と磁気的性質の間の相関に関する基礎的研究の展開が不可欠である。この分野はチャレンジングな研究課題が多く、かつ学際的問題である。若い有能な研究者の参加が望まれる。
荒 克之; 海老根 典也
日本応用磁気学会誌, 20(3), p.743 - 749, 1996/00
非破壊検査では磁気的手法が有力な手段の一つとして用いられている。次の技術として、傷が発生する前の材質劣化を非破壊検査することの重要性が認識され、磁気ヒステリシス法、バルクハウゼン雑音法、SQUIDの利用などが注目され研究が行われている。材質劣化の非破壊計測では、機械的性質の劣化を非破壊計測するのではなく、材質劣化に伴う物理的性質(磁性、電気伝導性、音弾性)の変化を計測する。したがって、機械的性質と物性(磁性)との相関関係が明確であることが重要となる。以上のことに関して、研究の動向、今後の研究課題を解説する。
海老根 典也; 橘田 和泰*; A.Gilanyi*; 荒 克之; 上坂 充*; 宮 健三*
日本応用磁気学会誌, 20, p.665 - 668, 1996/00
原子炉圧力容器は、交換が極めて困難な機器であり、その中には劣化監視用試験片が設置されている。しかし、実機とは応力や照射量の異なる加速試験であり、またその数に限りがある。そのため、照射や圧力による材料劣化の非破壊評価の確立が重要となってきた。本報告では、磁気特性を用いた原子炉圧力容器構造材の非破壊評価法の可能性を調べるため、異なる焼き戻し温度で硬度の異なる試料を作成し、硬度と磁気特性(保磁力、残留磁束密度、ヒステリシス損)の関係を調べた。測定試料としては原子炉圧力容器に使用されているA533B鋼および参照用にSUS410鋼を用いた。測定の結果、A533B鋼およびSUS410鋼においても硬度と磁気特性の間によい相関があり、磁気特性を用いた非破壊的劣化評価の可能性があることがわかった。
朝岡 秀人; 数又 幸生*; 武居 文彦*; 野田 健治
Physica C, 268(1-2), p.14 - 20, 1996/00
酸化物超伝導体YBaCuOの結晶成長において、液相量が十分に存在する固液共存状態から育成した高品質のYBaCuO結晶を不活性ガス中でアニーリングし、再び正方晶に相転移させた後a(b)軸方向から加圧しながら酸素を導入した結果、同一YBaCuO結晶内に双晶領域と完全に双晶境界のない領域を得ることができた。双晶領域と無双晶領域とを比較し、双晶領域の磁化率-温度曲線におけるマイスナー分率は相対的に減少すること、磁化のヒステリシス曲線において5~20Kでは双晶領域のMは減少し、60~80Kでは増加することを明らかにした。つまり高磁場中の低温域では双晶境界に沿った量子化磁束の結晶外へのはきだしが行われていたが、温度の上昇と共に量子化磁束の束としての運動が主になり双晶境界にそったはきだしが困難となった結果、逆に双晶境界が量子化磁束の運動を阻害する方向に作用したものと考えられる。
日夏 幸雄
Journal of Solid State Chemistry, 119, p.405 - 411, 1995/00
被引用回数:12 パーセンタイル:48.29(Chemistry, Inorganic & Nuclear)4価プラセオジムペロブスカイトBaPrO、BaCePrO、SrBaPrOを合成し、その磁化率を4.2Kから室温まで測定した。BaPrOで見られる磁気的秩序(転移温度11.6K)は、BaサイトをSrで置換するよりも、PrをCeで置換する方がはるかに弱まることがわかった。いずれの化合物でも4.5Kでヒステリシスが見られた。転移温度以上の磁化率は、Prの小さな磁気モーメントと、大きな温度に依存しない常磁性で特徴付けられることがわかった。SrBaPrOの有効磁気モーメントはSr置換が進むにつれ、大きくなることもわかり、この結果はSrBaCeO中にドープしたPrの常磁性共鳴吸収の結果に一致した。
小林 典男*; 平野 光樹*; 皆川 康*; 佐々木 尚子*; 渡辺 和雄*; 淡路 智*; 朝岡 秀人; 武居 文彦*
Physica C, 235-240, p.2785 - 2786, 1994/00
被引用回数:4 パーセンタイル:34.32(Physics, Applied)酸素量の異なったYBaCuO単結晶の55kOe以上の磁場中での温度・角度依存性について不可逆曲線を測定した。不可逆磁場HirrはフラックスクリープモデルによるHirrlnHirr1/(cos+sin)/2のフィッティングによい一致を示し、酸素量の異なるYBaCuO単結晶それぞれについて異方性を示す値を定量的に求めることができた。
長崎 正雅; 小西 哲之; 勝田 博司; 成瀬 雄二
Fusion Technology, 9, p.506 - 509, 1986/00
ジルコニウム・コバルト金属間化合物を合成し、ZrCo-H系の平衡圧を130C~400C、10Pa~130kPaの範囲で測定した。組成-圧力等温線(PC Isotherm)にはプラトーが存在し、その平衡圧はウラン-水素系のそれより約一桁高い。また水素の吸蔵・脱着サイクルにおいて、PC Isotherm上には顕著なヒステリシスがみられた。これらの結果に基づき、ジルコニウム・コバルトはウランゲッターの代替物としてトリチウムの回収・貯蔵・供給に使用できる見通しが得られた。すなわち、室温付近においては10torr以下の分圧にまで水素を吸収する一方、400C以上ではその大部分を数100torrの圧力で放出することができる。また、この金属粉および水素化物粉のいずれも空気中で自然発火しないことも長所である。
小川 文男*; 今川 裕也; 橋立 竜太; 若井 隆純; 旭吉 雅健*; 伊藤 隆基*
no journal, ,
550Cにて改良9Cr-1Mo鋼の引張・ねじりの多軸クリープ疲労試験を行った。ひずみ速度,保持時間依存性に関して特異性が見られ、最大応力と応力緩和の度合いに寿命が支配されることを明らかにした。ヒステリシスエネルギーを算出するとともに、非比例負荷の影響を考慮した寿命整理を行った。具体的にはヒステリシスの発現機構を検討し、硬化指数と緩和応力を考慮したエネルギー定式化を行った。寿命評価についてはこれまでに係数2.9と2.2で整理できているが、本研究ではまず係数2で整理できることを目標に検討を進めた。